Erosion “SEA LINE,LAND LINE”
大湾朝太郎(写真家) x 山本憲卓(陶芸家)
会期:2026年6月25日(木)~ 29日(月)11:00 – 17:30
会場:MARÉE 沖縄県名護市喜瀬22
問合せ先:GARB DOMINGO tel 098-988-0244
海と陸が交わる境界には、削られ、堆積し、隆起する痕跡が静かに刻まれている。
輪郭を変え続ける土地の記憶は、地層のように折り重なる。
陶芸家・山本憲卓は、太古に大陸から流れ出た泥が沖縄の海底に堆積し、地殻変動によって隆起した海成堆積物「クチャ」を用いて造形を行う。その素材に内包された海や陸の記憶に、作家の感性と炎を重ね、新たな存在を生み出す。
一方、写真家・大湾朝太郎は、沖縄の伝統芸能公演ツアーで訪れたフランスの風景を捉えた。広大な葡萄畑の先に立ち上る水蒸気、歴史とともにあるレンガ建築、大地から削り出された石積みの家々が再び地平へと還っていく姿。そのどれもが、初めて目にする風景でありながら、過去と現在が混在する既視感を宿していた。
沖縄とフランス、それぞれ異なる土地の記憶や造形は、二人のアーティストの視点が交差することで再び変容し、新たな風景を生成する。
器、オブジェ、写真を通して、「侵食 / Erosion」のさらなる過程をご覧ください。
<作家プロフィール>
写真家 大湾朝太郎 / Photographer Chotaro Owan
沖縄県出身 2002 年にフリーフォトグラファーとして独立。 2009 年まで、沖縄の音楽やアート、ファッション カルチャーを県内外に発信する雑誌のフォトグラファーを務め、 以降アーティストのポートレートやライブなど、音楽シーン を中心に活動。現在は広告、雑誌、wedなどの幅広いメディアの撮影を手掛ける。 沖縄の魅力を世界に発信するコンテンツBe Okinawaのポスター撮影などもしている。
Instagram
https://www.instagram.com/chotaroowa




陶芸家 山本憲卓 / Ceramicist Noritaka Yamamoto
三重県出身、沖縄県立芸術大学卒業後、大嶺實清氏に師事、2016年読谷村長浜にヤマモト工房設立 自然に生み出された美しさを意識し、土本来の良さを損なわないよう、 土そのものに含まれている成分や性質を生かし焼きあげ出る色や溶けだすような不均一、不完全さを意識した器やオブジェを制作。
Instagram
https://www.instagram.com/yamamoto__noritaka/


沖縄の海由来の泥クチャを使ったオブジェ